プライド
自信や矜持(きょうじ)とプライドを秘めた人の共通点
きっと心理学的な分析とか、文献をあさればいろんなことが分かると思いますが、ここは私が思う、自信や矜持(きょうじ)とプライドを秘めた人はどんな人か、ということを書きたいと思います。
先ほども書きましたが、自信や矜持(きょうじ)がある人にはそれに裏づけされたプライドがある、というのがいい状態だと思います。きっとそれがプライドがある、とかプライドが高いという状態だと思います。そういった人は、他人の評価や意見をベースに話しをするのではなく、自分発で本質が話せる人ではないでしょうか。
逆に言うと「プライド」なんてなくて、自信や矜持(きょうじ)がしっかりある人から、にじみ出てくるのが「プライド」の正体かもしれないです。
上手く、チームを動かしているリーダーさんは、コミュニケーションも上手です。
私がそう言ったリーダーから感じることは、人の輪の中で自ら自分を高く見せていない、ということです。
常に自分が高いところにいるのではなくて、逆にはたから見ると一番下に見えたりもします。
そんなリーダーのチームは、リーダーではなく「チームが光り輝きます」。
そして、部下が光り輝きます。周りがリーダーに協力しようという雰囲気がでます。
お神輿を担ぐ(担がせる)のではなくて、周りが自主的に担いでくれて、その上に申し訳なさそうにのっている、といった感じでしょう。
別の言い方をすると、普段は決してその人からは凄さは感じられないのですが、実は凄いんです、というのを周りが知っている、ギャップのある人、ともいえるとも言えるのではないでしょうか。
自信をつけたい、持ちたい
自信が必要だな、と私も思うわけです。矜持(きょうじ)があればと思います。誇りをもてと思うのです。
しかし、これもなかなか難しいですね。自信を持って何事にも立ち向かえるというのはすばらしいと思います。自信を持つには、結果の何倍の努力が必要です。
例えば、本番に備えて練習するということもそうでしょう。資格を取るために勉強する、これもそうですね。
勉強や練習でできるようになってもそれ以上は本番ではできませんね。しかし、練習、勉強の先にしか自分のスキルを上げる方法はありません。
特にIT業界は、広い知識、専門性の高い知識が求められています。これは日々アンテナを張って、自分が好きな分野、興味がある分野は深掘りして、ちょうど、Tの字のようになるといいです。
そうするとすごく自信が付きます。プライドも上がります。
ところが、一度ついた自信やプライドは簡単に傷つき失ってしまうことがあります。
それは、ひとつ何かを成し遂げると、次に見えてくるものが変わり、それで今の自信が、あっという間に揺らいでしまうのだと思います。
これは皆さん経験しているのではないでしょうか。自信に満ち溢れていれば、毎日楽しいでしょうね。逆に自信がなければ、ちょっとしたことでネガティブになってしまって、前向きに考えることができなくなってしまいます。
自信や矜持(きょうじ)を持ちたい、と人が願うのはこうした理由からではないでしょうか。
そのために努力することも大切なのかもしれません。
ここで少し今の話を振り返ってみましょう。
練習をすると少し自信がつきます。プライドも上がりますね。
沢山時間をかけて、真剣に練習や準備を行うと不思議と自信はみなぎってきます。
でも、そんなことが自信や矜持(きょうじ)なのでしょうか。
確かに、事前に練習や、準備をすることで、スキルがある程度向上します。しかし、自信を持てた、となるのは、結局自分自身が決めているのではないですか?
真実はいつも自分の中にあります。
自信を持つのも失うのも、そう思う自分の心ではないでしょうか。
つまり、自信やプライドを持つも失うも全て自分次第ということでしょう。
持つべきものはやはりプライド
どんな事にもあきらめず、立ち向かってゆける人は、自分の自信や矜持(きょうじ)に裏付けられたプライドを持っていると思いませんか?
あきらめない。
それはプライドを持っているからできるのだと思います。
自分の限界を決めるのは自分自身です。いまできないから、と言い訳する人は一生できるはずがありません。『今は自信が無いので・・・・』という人で、時間がたって自信がついたのでできます、といった人は生涯一度も見たことがありません。
その限界は、自分が決めているのです。
そして、それは自信や矜持(きょうじ)も無くプライドも無い状態だと思います。
プライドは人間関係を構築する上では大切な要素だな、と思っています。